日本人の平均寿命が延伸|女性87.33歳、長寿社会で求められる医療・介護・福祉の役割

日本人の平均寿命が延伸し、女性は87.33歳で41年連続世界一となったことを示す医療・介護・福祉関連のアイキャッチ画像

厚生労働省が2026年7月24日に公表した「令和7(2025)年簡易生命表」によると、2025年の日本人の平均寿命は、男性81.35歳、女性87.33歳となりました。前年と比べ、男性は0.25年、女性は0.20年上回っています。

国際比較では、女性の平均寿命が41年連続で世界1位となりました。一方、男性は7位となっており、日本は男女ともに世界有数の長寿国であることが分かります。

平均寿命とは何を示す数字?

平均寿命は、0歳の人の「平均余命」を示す指標です。その年の死亡状況が今後も変わらないと仮定し、0歳から各年齢の死亡率などを用いて算出されます。

そのため、「現在生きている人が平均して何歳まで生きるか」という意味ではありません。人口の健康状態や死亡状況を考えるうえで活用される統計指標といえるでしょう。

平均寿命が延びる一方で、重要になる「健康寿命」

長寿化が進むなか、注目したいのが「健康寿命」です。

健康寿命は、健康上の問題によって日常生活が制限されることなく生活できる期間を指します。厚生労働省が公表した2022年の健康寿命は、男性72.57歳、女性75.45歳でした。

平均寿命と健康寿命には差があります。つまり、長く生きるだけでなく、できるだけ自分らしく生活できる期間を延ばすことが、これからの社会では重要なテーマになるでしょう。

長寿社会を支える医療・介護・福祉

平均寿命の延伸は、医療技術や疾病対策などの進展を示す側面があります。一方で、高齢期をより長く過ごす人が増えれば、介護や生活支援、リハビリテーション、在宅支援などの需要も重要になります。

そこで欠かせないのが、医療・介護・福祉の現場を支える人材です。

今後は、必要な人材を採用するだけではなく、職員が長く働ける環境づくりや、業務負担の軽減、組織内のコミュニケーション改善なども重要になります。利用者を支えるためには、まず支援する側が安心して働ける組織をつくることが欠かせません。

「長生きできる社会」から「自分らしく暮らせる社会」へ

日本人の平均寿命が延びていることは、私たちの生活を考えるうえで大きな変化です。

これからは「何歳まで生きられるか」だけでなく、「どのように暮らし続けられるか」という視点がより重要になると考えられます。

医療・介護・福祉の現場には、一人ひとりの生活や希望に寄り添い、地域で安心して暮らせる環境を支える役割があります。

私たちも、採用支援だけにとどまらず、職場環境や組織づくりまで含めた支援を通じて、医療・介護・福祉を支える人材と組織の課題解決に取り組んでいきます。


出典

厚生労働省「令和7(2025)年簡易生命表の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life25/

厚生労働省「第4回 健康日本21(第三次)推進専門委員会|健康寿命の令和4年値について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47780.html

公益財団法人 生命保険文化センター「日本人の平均寿命はどれくらい?」
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1043.html